なでしこ準々決勝はスウェーデンと 世界3位との一戦はWボランチがカギを握る
女子W杯(オーストラリア・ニュージーランド共催)で快進撃を続けている日本代表(なでしこジャパン)の準々決勝の相手が、北欧の強豪スウェーデンに決まった。
なでしこの世界ランク11位に対して、スウェーデンは3位。同1位のアメリカをPK戦の末に倒して勝ち上がってきた。平均身長170.8センチ。フィジカル、高さ、速さを前面に押し出したパワフルな戦いを挑んでくる。
身長174センチ・体重72キロの1トップFWブラックステニウスは高さと強さと速さを兼ね備え、ボールを足元でキープしてさばくこともできる。3DFの中央で守備陣を統率するCB熊谷紗希(32)とのマッチアップは見逃せない。
MF長谷川唯(26)、MF長野風花(24)のダブルボランチが好調なでしこをがっちりと支え、ピッチ中央の2人の出来不出来が勝敗を大きく左右するだろう。
良好なコンビネーションを披露している長野と長谷川は、局面に応じて横並びの関係から前・長谷川ー後・長野の「縦関係」になったり、臨機応変にプレーしながら攻守のつなぎ役として機能している。この長谷川と長野から右ウイングバックのDF清水梨紗(27)、左ウイングバックのMF遠藤純(23)にボールが配給され、なでしこの攻撃にスイッチが入る。