なでしこ決勝T進出決定!「29歳冷や飯食いコンビ」田中美南&楢本光の奮起がカギ握る
女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会で日本代表(なでしこジャパン=世界ランク11位)が26日、1次リーグ2戦目でコスタリカ(36位)と対戦して2-0で完勝。初戦から失点なしの2連勝を飾った。この日、同組のスペイン(6位)がザンビア(77位)と対戦して5-0と圧倒し、これで日本とスペインの決勝トーナメント進出が確定した。
1次リーグ突破に貢献したのが、ともに29歳のベテランでW杯初選出の「冷や飯食いコンビ」だった。
初戦のザンビア戦でW杯初出場・初先発・初ゴールを決めたFW田中美南(神戸)は2013年3月、18歳で代表デビューを果たしながらW杯メンバーから漏れ続けた。
コスタリカ戦で先制ゴールを決めたMF猶本光(浦和)は14年5月、20歳で代表にデビュー。10年のU-17女子W杯では「ヤングなでしこ」の主軸を張って準優勝の立役者となり、なでしこの屋台骨を背負って立つ逸材と評価されたが、W杯選考外が続いて今回のW杯メンバー入り決定会見の席上では、感極まって涙を流す場面もあった。