大谷翔平「2桁勝利・2桁本塁打」の偉業も6戦ノーアーチ…一発量産を阻む飛距離低下の深刻
エンゼルス大谷翔平(29)が10日のジャイアンツ戦に、「2番・DH」で先発登板。6回1失点(自責点0)で10勝目をあげ、史上初の2年連続、2桁勝利と2桁本塁打を達成した。「投手10勝、40本塁打」もメジャーで初めて成し遂げた。
その大谷の打球の飛距離が伸び悩みそうだ。
日本時間4日のマリナーズ戦で2021年以来2年ぶりの40号の大台に乗せてから、10日のジャイアンツ戦まで6戦連続ノーアーチ。この間、22打数5安打の打率.227とバットが湿り、今季最長の7試合連続ノーアーチに1と迫った。
大谷は相手バッテリーに勝負を避けられ、歩かされることも多いとはいえ、当たりが止まる原因はそれだけではない。残り50試合を切って投打の二刀流をこなす大谷はさすがに疲労がたまっているのだろう。球宴以降は毎年、投打ともパフォーマンスが低下、中でも顕著なのが打球の飛距離だ。
リアル二刀流実質1年目だった2021年の平均飛距離は前半戦が約127メートルに対し、後半戦は約126メートルとほぼ変わらなかったものの、昨年は前半戦の約127メートルから約120メートルと大幅に低下した。