慶応が107年ぶり全国制覇! 仙台育英から13安打8得点「エンジョイベースボール」で頂点に
慶応(神奈川)が全国3744校(3486チーム)の頂点に立った。
23日の決勝で昨夏の優勝校、仙台育英(宮城)を8-2で撃破。1916年以来、実に107年ぶりの全国制覇を成し遂げた慶応ナインはゲームセットの瞬間、マウンドに集まって喜びを爆発させた。神奈川大会からピンチでも笑顔を絶やさなかった選手たちの目は真っ赤。率いる森林貴彦監督(50)の目にも光るものがあった。
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快挙への挑戦は1番・丸田湊斗(3年)の先頭弾から始まった。初回、仙台育英の先発右腕、MAX153キロを誇る湯田統真(3年)のスライダーをすくい上げると、打球は右翼スタンドに一直線。夏の甲子園決勝では史上初となる先頭打者本塁打で勢いに乗った慶応は、二回までに3点を奪って主導権を握ると、五回から登板した最速151キロの右腕、高橋煌稀(3年)からも5得点。三塁側アルプス席を埋め尽くした慶応応援団の圧倒的な声援にも後押しされ、プロ並みの投手力を誇る仙台育英を13安打8得点と粉砕した。