佐々木麟太郎はU18日本代表「辞退」ではなく「落選」…野手三羽ガラス全員が“選外”のウラ側

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 夏の甲子園大会が始まる前、メディアに「野手の三羽ガラス」と騒がれたのが花巻東(岩手)の佐々木麟太郎(右投げ左打ち)、広陵(広島)の真鍋慧(右左)、九州国際大付(福岡)の佐倉俠史朗(右左)。

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 3人の中で最も注目度の高い佐々木は、22日に発表されるU18日本代表を辞退したとも言われるが、「麟太郎は辞退ではなく選外ですよ」とはアマチュア野球担当記者。

 佐々木は今回、計4試合で16打数6安打。すべて単打で、高校通算140本塁打のパワーの片鱗も見られなかった。

「高野連は今回の大会中に2度、メンバーの選考会議を行っています。最終的にメンバー20人を選んだのは3回戦終了後だったらしい。それ以前に花巻東サイドから背中を痛めているし、腰にも不安を抱えているという情報が入ったようですけど、そもそも選考委員たちの間から彼を代表に選出すべきという声は出なかったと聞きました。走れないうえに守れない。それでも長打を期待できるならまだしも、内角速球が打てない、スイングが窮屈という見方が大半だったのです」(同)

 体調不良が原因で日本代表を辞退したかのように言われているが、実際は違う。代表候補だったのは事実でも、要するに選考から漏れただけなのだ。

■「三羽ガラス」に代わる主砲は…

 佐々木に限らない。真鍋(2試合で8打数3安打)や、佐倉(1試合で4打数1安打)も今回は選考から外れたという。

「真鍋と佐倉は4月に行われた代表候補合宿に参加していますが、今回はメンバーに選ばれなかった。春からの実績を加味され、麟太郎同様、代表候補ではあったのですが、守備走塁が苦手なうえ、甲子園での打撃にも評価すべき点が少なかったそうです。何より迫力が足りないし、大舞台で本来の力を発揮できるかという点で疑問視された。麟太郎も含めて一塁しか守れないこともネックになったといいます」とは前出のアマチュア野球担当記者だ。

 野手の「目玉」と言われた3人が「選外」なら日本代表の中軸はだれが務めるのか。

「履正社(大阪)の4番を打った森田大翔(右右)です」とは放送関係者。甲子園では計3試合に出場して10打数4安打5打点、2本塁打。2試合連続で一発を放ったうえに、三振がひとつもなかった。

「甲子園では三塁を守っていましたが、もともと一塁手で、麟太郎も含めた3人よりも守備はうまいという評価とか。スイングはアッパー気味ですけど、ミートがうまく、飛距離も出る」(放送関係者)

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