東洋大・細野晴希がU18壮行試合で高校生圧倒も…158キロドラ1候補にプロの目が厳しい理由

公開日: 更新日:

 28日のU18日本代表と大学日本代表との壮行試合で、東洋大の左腕・細野晴希(4年)が1回を無失点2奪三振。高校生を圧倒した。自己最速を3キロ更新する158キロをマークするなど、150キロ台を連発。電光掲示板に球速が表示されるたびに観客が大きくどよめき、試合後の会見では「大人数の前での投球は楽しかった」と話した。

【写真】この記事の関連写真を見る(13枚)

 複数球団が1位候補に挙げる今秋ドラフトの目玉候補のひとり。だが、ネット裏で観戦していたある球団のスカウトはこう言った。

「今日はどちらかといえばいい方の細野ではありました。もともと調子にムラがあり、いい時とダメな時の差が激しい。今日もスピードは出ていたが、課題のコントロールにはバラつきがあった。150キロ超の球の強さがウリですが、問題はそれをどうやって制球できるかということ。制球難という面ではまだまだ課題が残ります」

 もともと右打者への内角攻めができないなど、制球難が課題とされている。左腕で158キロはそれだけで魅力だが、ドラフト1位候補だけにプロの目はよりシビアになるようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇