慶応“美白王子”丸田湊斗がU18世界一で凱旋 スカウトの評価は「人気は十分、あとは実力」
「最高の経験をさせてもらって幸せです」
笑顔でこう言ったのが、慶応(神奈川)の丸田湊斗(3年)だ。
11日、台湾で行われたU18W杯で初優勝を果たした日本代表が帰国。初の栄冠に顔をほころばせるナインの中、ひと際まぶしい笑顔だったのが丸田である。
107年ぶりに今夏の甲子園を制した慶応の主力は通称「美白王子」。女性誌にも取り上げられたほどだ。甲子園期間中に爆発した女性人気は台湾でも健在で、日本人のみならず、地元の女性ファンからもプレゼントを贈られるほどだった。
夏の甲子園では打率.409、1本塁打、4打点と活躍。U18でも決勝の台湾戦でセーフティーバントを決め、決勝点となるホームを踏んだ。
高校卒業後は慶大進学が内定済みだが、プロからの評価はどうか。
セのスカウトが言う。
「今の時点では人気も込みでドラフトに引っかかるかどうか。ただし、あくまで現時点の話なので、伸びしろはある。決勝のセーフティーバントは日本代表の馬淵監督に直訴して決めたというのだから、大舞台でも物おじしない度胸、野球センスもある。大学4年間、追いかける価値は十分ある」
丸田の4年後を見据えるスカウトは1人や2人じゃない。