岡田監督は硬軟織り交ぜコミュニケーション 選手と気軽に雑談もコーチには前任時同様の強権
「ずっとユニホームを着ていないというのもあったし、俺がやるのはこういう野球、というのを伝えないといけない。だから、前回就任時(2004~08年)より選手と話す機会はだいぶ増えた」
岡田彰布監督(65)は、テレビのインタビューで選手との接し方についてこう言った。
「守りの野球」を掲げて優勝に導く過程で、岡田監督は選手とのコミュニケーションを重視した。球団OBがこう明かす。
「前回の監督時は選手と一定の距離を置いていました。でも、今回は1対1での会話が増えた。岡田監督は『前と比べて丸くなったなあ』と話すように、グラウンドやベンチ裏だけでなく、監督室にもよく選手を呼んでいました。中でも、投手は抑えの岩崎優(32)、野手は開幕から全試合で4番起用する大山悠輔(28)は、投打のリーダー的存在だけに特に気にかけているようです」
岡田監督が大山を甲子園の室内にあるブルペンに呼んで、マンツーマンで打撃指導していたことはすでに公になっているが、選手とは野球以外の雑談にも花を咲かせた。