岡田監督は硬軟織り交ぜコミュニケーション 選手と気軽に雑談もコーチには前任時同様の強権
「ゴルフうまいらしいなあ」
「○○大学の出身なんやろ?」
ベンチ裏では、岡田監督が選手に声をかけるシーンがよく見られたという。先発で10勝をマークする伊藤将司(27)とは共通の趣味であるゴルフの話をし、若き大砲の佐藤輝明(24)や新人の森下翔太(23)には、打てない時に冗談交じりにイジった。グラウンドでのプレーや会話だけでなく、雑談も通じて個々の選手の性格を把握しようと努めた。
■宿舎で夜な夜な“ミーティング”
その一方で、コーチ陣に対しては、前任時同様に厳しさを求めた。選手が思うようなプレーができないと、「ちゃんと指導してんのか!」「ちゃんと言うとけ!」などと、怒鳴り散らすこともある。在阪の放送関係者が言う。
「岡田監督はトップダウン型で勝負事に厳しい。しかも、『アレ』を多用するなど独特の言い回しなので、言葉の意図をきちんとくみ取らないといけない。時には選手や関係者がいる前で怒られることもある。だからコーチ陣はいつもピリピリしていて、『大変だ』と言う声をよく聞きます」