四国IL徳島“最速164キロ”の右腕ドミニカン「ロドルフォ・マルティネス」の正体
「タイミングが悪かったのかなと思います。入団して間もない時期に12球団ほぼすべての編成担当の方が視察に来てくれた。しかし、彼の状態は本調子でなく、最速は158キロほどでした。状態が上がってきたのは暑くなってきた夏前で、164キロを出したのもこの頃。ただその時には、各球団の編成担当がチェックを終えていました」
独立リーグの球団は選手をNPBに送り出すことが重要。徳島には、今秋ドラフト候補の最速157キロ右腕・椎葉が在籍している。椎葉の登板日にはスカウトが集まるため、そのタイミングでマルティネスを起用したという。外国人選手はドラフト対象外だが、球団内で情報共有されることを見込んでのことだ。
「秋季キャンプには複数のNPB球団から(テストの)声がかかると思っていますし、キャンプに呼んでも絶対に損はしないはず」(岡本監督)
果たして、NPBのユニホームに袖を通せるか。