大谷翔平は打者専念の来季HR“ジャッジ超え”に現実味!二刀流の今季は162試合出場なら52本に
「投打の二刀流にこだわる大谷には不本意でしょうが、投手としての負担が減るメリットは計り知れません。二刀流をこなしてきた過去3年と比べ、肉体的にも精神的にも余裕が持てるはずで、本塁打の量産を期待できると思います」
大谷と同じ長距離砲のフィリーズ・ハーパー外野手は昨年11月に右肘のトミー・ジョン(TJ)手術を受け、今年5月に復帰。TJ手術を受けた野手では史上最短の160日で戦列に戻り、打率.293、21本塁打、72打点だった。シーズン中にメスを入れた大谷は来春のオープン戦に間に合えば、打席数を稼いだうえで万全の状態で開幕を迎えることも十分に可能だ。
「今季、6月(15本)と7月(9本)に月間MVPを受賞したように、大谷は夏場から打撃の調子が上向く傾向にあります。8月以降も好調を持続できれば、50本、60本と量産し、ジャッジの記録を塗り替えるのも決して不可能ではないでしょう」とは前出の鈴村氏。
右肘と右脇腹を痛めた今季は打者として135試合に出場して44本塁打。162試合なら52本の計算になる。鈴村氏が指摘するように、投手としての負担がなくなることを考えれば、62本超えも十分にありそうだ。