日大・林真理子理事長をパワハラで訴え反撃開始…澤田康広副学長の「狙いと勝算」
「ヤメ検」のプライドが許さなかったのか。年内に辞任する意向を周囲に伝えた日大の澤田康広副学長が反撃に出た。日大アメフト部の薬物問題に端を発した「内輪モメ騒動」は、法廷闘争に持ち込まれることになった。
日大の澤田副学長が27日、林真理子理事長からパワハラを受けたとして、1000万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。澤田副学長と酒井健夫学長は「混乱を避けたい」として、理事会の辞任勧告を受け入れる意向を伝え、林理事長は減給50%の処分となる。
澤田副学長が林理事長をパワハラで訴えることになった発端は、日大執行部が本人に合理的な説明をしないまま、8月22日から9月7日まで学内の幹部会議などへの参加を禁止したことだ。
これを不服とした澤田副学長は9月4日、理事長室を訪れ、直接、林理事長に「出席停止」と「職務停止」になった理由を尋ねた。