日大アメフト部廃部決定の裏に「外様排除」と根深い「隠蔽体質」…すでに上がる“2年後には復活”の見立て
■「2年後には復活」も
一連の薬物問題を調査した第三者委員会の報告書によれば、中村現監督は、昨年11月に大麻使用を認めた部員から、他7人の部員の使用を申告されながら、大学上層部まで報告されなかった、とした。日大アメフト部は自らの排他的体質、隠蔽体質で結果的に再建のチャンスを放棄したことになる。
廃部は遅かったくらいだが、「アメフト部関係者が今も競技スポーツ部や大学の中枢に残っていることを考えれば、1年後、2年後の部の復活も十分に考えられる。嵐が過ぎ去るのを待っているだけという見方もできます」(同)というから、不死鳥は油断ならない。