オリ山下舜平大が「怪物」と呼ばれる日…昇給額どころかポテンシャルも山本由伸以上

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 昨3日、高卒3年目で今季新人王を獲得したオリックス山下舜平大(21=写真)が3300万円増の4000万円でサインした。昇給率471%は、2019年の山本由伸(800万→4000万円)の400%を超える球団史上5位である。

 山下は今季、一軍初登板でいきなり開幕投手を務めると、最速160キロの直球とカーブ、フォークを武器に9勝3敗、防御率1.61とブレークした。背番号も日本ハムFA移籍した山﨑福がつけていた11に変更。球団はこのオフ、ポスティングでメジャー移籍する山本の後継エースとして、さらなる活躍を期待している。

 実際、チーム内外では「潜在能力の高さは由伸以上」との声が少なくない。山本が身長178センチ、80キロの“中型車”であるのに対して、山下は190センチ、98キロの“大型車”。「持っているエンジンの大きさが違う」とは、他球団のスコアラーだ。

 オリックスはその大器を入団1年目の21年から昨年までの2年間、ファームでじっくり育てた。福岡大大濠高時代から肩肘の消耗度を減らすべく、変化球はカーブに限定。石橋を叩いて渡る育成方針が実を結びつつある。

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