絶対王者・駒大が箱根で完敗…「男だろっ!」の前監督と対照的な藤田敦史監督の声かけに賛否
往路でまさの2位に終わった駒沢大。史上初の2年連続三冠を狙う絶対王者は復路での逆襲に懸けたが、スタートの6区で帰山侑大(2年)が2分38秒差を4分17秒に広げられた。往路後、「6区で青学大との差を1分台にしたい」と語っていた駒大の藤田敦史監督は、残り約3キロ付近から運営管理者に乗って合流。マイクを使って、
「諦めない、諦めない。そうそうそう、いいよ。落ち着いて、落ち着いて」
「そうそうそう、もう一回だからね、もう一回だからね」
「最後、絞り出すぞ、絞り出すぞ」
「最後、最後、絞り出すよ、絞り出すよ」
「まだまだ、切り替えるよ、切り替えるよ」
「諦めるな、諦めるな」 と、抑揚の少ない落ち着いた口調で声をかけたが、その差をジリジリと広げられ、10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7度目の総合優勝を遂げた青学大から6分35秒の大差をつけられての2位。完敗に終わった。
駒大といえば、昨年3月限りで退任した名将・大八木弘明監督(現総監督)の猛ゲキが箱根の風物詩だった。