大谷翔平の住まいは「ドジャースタジアムのスイートルーム」というファンの声
大谷は2017年に海を渡るまで、千葉県鎌ケ谷市内にある日本ハムの寮で暮らしていた。昼夜を問わず隣接するグラウンド、室内練習場、トレーニング施設を使えるし、何より食事の心配もいらない。日本人メジャーリーガーの多くは高級マンションに住んだり、所帯を持ったり、それなりの生活基盤を築いてから米球界入りしているが、寮からメジャー入りした選手となると大谷くらいではないか。エンゼルスにいた6年間、ニューヨーク遠征では球場とホテル以外にいたことがないというほど。とにかく人より速い球を投げ、人より打球を遠くに飛ばすことに特化して生活しているのだ。
そんな大谷がプロスポーツ史上最大、10年総額1000億円超で新たにドジャースと契約。金額のほとんどを後払いにして、その分をチームの補強費に回してほしいと勝利にこだわっている。
今季は右肘手術明けで打者に専念するしかないとはいえ、「プロスポーツ界で最も稼ぐ男」にかかる責任やプレッシャーの大きさは、これまでの比ではない。
右肘手術から3カ月が経過した先月中旬の入団会見では「打撃の方はすでに素振りを始めている。おおむね予定通り。若干、早いくらいの感じで来ているので、開幕には十分、間に合うと思う」と、やる気満々で話した。その入団会見直後からドジャースタジアムでのトレーニングを欠かさないのだから、「大谷は球場のスイートルームに住んでいる」という冗談が、あながち冗談に聞こえなくなってくる――。
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