大谷翔平「右肘リハビリ本格化」と「2年連続本塁打王」のただならぬ因果関係
昨年9月に右肘靱帯を修復する手術を受け、今季は打者限定で出場するドジャース・大谷翔平(29)。依然として術式の詳細は明らかになっていないものの、腱の移植と同時に人工の補強材を入れるハイブリッド手術とみられている。
今オフ、レイズからトレードでド軍に移籍した先発右腕タイラー・グラスノー(30)も2021年8月に同じハイブリッド手術を受けた。術後の経過が順調だったこともあり、翌22年4月上旬にはブルペンでの投球練習を再開すると、ライブBPといわれる実戦形式の打撃練習登板などを経て9月上旬にマイナーで実戦復帰。同下旬にはメジャーに昇格し、2試合に登板した。肘にメスを入れてから約1年で完全復活を果たしたのだ。
大谷はグラスノーのように患部の回復が順調なら、今年5月にも投球練習を再開できる可能性が高い。他の投手とは違い、打席に立つ大谷はマイナーで実戦登板できないだけに、メジャーの選手を相手に試合前の打撃練習で投げて調整するとみられる。
■投手リハビリ継続で「自分らしいリズムになる」