好調の大谷を支える新天地での“高揚感” 古巣では見られなかった嬉々とした表情と圧巻プレー
「キャンプが始まってから、とにかく目をひくのは楽しそうな表情やしぐさです。ここまでうれしそうにプレーする姿は、エンゼルス時代に見たことがありません」
こう言うのは現地特派員のひとり。オープン戦で12打数7安打(打率.583)、1本塁打、6打点と打ちまくり、日本時間7日のホワイトソックス戦では初の盗塁まで決めた大谷翔平(29=ドジャース)に関してだ。
「エンゼルス時代も同僚とは和気あいあいやっていましたけど、楽しそうなそぶりや笑顔を見せるケースはこれまでとは比較にならないほど多い。例えば7日のホワイトソックス戦の二回、中前にタイムリーを放った直後なんか、一塁ベース上で自軍ベンチに向かって両手を掲げながら踊るようなポーズをしてみせた。昨年3月のWBC決勝で優勝したときはグラブと帽子をぶん投げて感情を爆発させましたけど、試合中に大谷があそこまで感情をあらわにするのは珍しい。プレーするのが楽しくて仕方がないといった感じです」
今季の新たなテーマは走塁。塁上で踊るようなしぐさをした後にはオープン戦初となる盗塁を決めたが、次打者で3番を打つフリーマン(34)が舌を巻いたのは、その前の第1打席だった。