宮城野部屋「永久閉鎖」コースを匂わす元横綱・白鵬、弟子もろとも浅香山部屋への移籍案

公開日: 更新日:

 伊勢ケ浜一門、渾身の打開策があえなく却下された。

 相撲協会に「師匠失格」と判断されている宮城野親方(39=元横綱白鵬)。問題となっているのが、宮城野部屋の処遇である。

 現在は同じ伊勢ケ浜一門の大島部屋から、玉垣親方(元小結智乃花)が師匠代理として派遣されているものの、3月場所限りでの一時閉鎖が事実上決定。そのため一門が協議し、「白鵬は伊勢ケ浜部屋に、弟子は大島部屋に移籍」とする案を協会に提出。これが認められず、協会からは「所属親方と力士は全員、浅香山部屋に移籍」を提示されたという。

 浅香山親方(51=元大関魁皇)は同一門で唯一の新理事候補。白鵬が一目置く存在でもある。

「2人が現役だった2011年の八百長騒動時の話です。モンゴル人力士が数名、八百長疑惑で引退を余儀なくされたことに白鵬が憤慨。『こうなったら俺らモンゴル人は次の場所をボイコットしよう!』と力士会で気炎を上げたが、魁皇は『本場所を見に来てくれるお客さんのことを考えろ!』と一喝。白鵬を大人しくさせた。もっとも、協会の浅香山移籍案提示は、協会が宮城野部屋を再興させるつもりがない、あるいは再興させるにしても当分先ということを示唆している」(古株の親方)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇