手放しでは喜べない? 尊富士の快挙「110年ぶり新入幕V」が美談仕立てになる危うさ
さらに言えば、新入幕の幕尻力士が賜杯を抱いたのは、裏を返せば今の幕内力士がだらしないことの証明でもある。新人の壁になるどころかカモにされ、尊富士に土をつけたのは豊昇龍と朝乃山の新旧大関のみ。場所を振り返った八角理事長も「若手は思い切りがいい」と褒めた直後、「上位陣は気合を入れ直してほしい」と苦言を呈していた。
新鋭の美談さながらの初優勝で盛り上がる大相撲だが、「靭帯が伸びていた」尊富士の強行出場は決して褒められたものではなく、土俵のレベル低下も事実。新記録だ何だと手放しで喜ぶのはあまりに危険である。
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今場所以上に注目を集めている宮城野親方(39=元横綱白鵬)。その身辺で新たな問題が噴出している。日刊ゲンダイは「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手。そこには、白鵬の取り巻きによる暴行に土下座強要、金銭の要求手口などが記されていた。その一部始終とはーー。
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