ドジャース大谷「スキャンダル封じ」の試練…会見30分後に息つく暇なくキャッチボール開始
ドジャース・大谷翔平(29)が右肘靱帯修復手術からの順調な回復を見せている。
日本時間26日、ドジャースタジアムで、昨年9月19日に患部にメスを入れてから初めて投球プログラムを再開。
最大15メートルの距離で約50球、キャッチボールを行った。時折、患部を気にするそぶりを見せながらもやや強めの球を投げ込んだ。
大谷の投手としてのリハビリを巡っては、ロバーツ監督が韓国でのパドレスとの開幕シリーズを前に「米国に戻ったらピッチングプログラムを開始する」と明かしていた。
この日のキャッチボールは予定通りだったとはいえ大谷がグラウンドに姿を現して投げ始めたのは、水原一平・元通訳(39)による賭博問題について声明を発表してからわずか30分後。息をつく暇もなくキャッチボールを繰り返した。
大谷は来季開幕での投手復帰を目指し、今季は野手に専念するが、求められているのは打つだけにとどまらない。
ロバーツ監督からは「(3番)フリーマンの前で(大谷が)一塁から盗塁する可能性があるだけでも得点しやすい状況を生み出せる」と、走ることも期待されている。