巨人・山﨑伊織の奮闘は鬼監督が去った効能 かつては交代拒否疑惑で大騒動も

公開日: 更新日:

 原前監督はかつては久保、現在の正捕手・大城など、東海大出身の選手には特に厳しかった。

「伊織はオレがオレがというタイプではなく、周囲との和を大切にする。だから東海大の先輩・菅野らにかわいがられている。ただ、優しい性格で、昨年までは萎縮しながらマウンドに上がっていた。阿部監督に代わった今年は、のびのびと投げられていることがオープン戦からの好調につながっているのではないか」(同前)

 他球団スコアラーは「右打者の懐に食い込むシュートと逆の変化のスライダーの制球力とキレが抜群。縦の変化球全盛の時代に、横の変化で勝負する数少ない投手。腕の振りが同じだから判別できない」と警戒する。

 巨人は延長十一回の末、サヨナラ負けを喫したが、“鬼の先輩”が去った今季は、昨季の10勝を上回る成績を狙う。

  ◇  ◇  ◇

 阿部新監督率いる今季の巨人は例年にない期待感を漂わせている。特に打撃面でもそれが顕著だ。前原監督時代にはなかった攻撃時のしぶとさとはーー。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…