巨人・山﨑伊織の奮闘は鬼監督が去った効能 かつては交代拒否疑惑で大騒動も
原前監督はかつては久保、現在の正捕手・大城など、東海大出身の選手には特に厳しかった。
「伊織はオレがオレがというタイプではなく、周囲との和を大切にする。だから東海大の先輩・菅野らにかわいがられている。ただ、優しい性格で、昨年までは萎縮しながらマウンドに上がっていた。阿部監督に代わった今年は、のびのびと投げられていることがオープン戦からの好調につながっているのではないか」(同前)
他球団スコアラーは「右打者の懐に食い込むシュートと逆の変化のスライダーの制球力とキレが抜群。縦の変化球全盛の時代に、横の変化で勝負する数少ない投手。腕の振りが同じだから判別できない」と警戒する。
巨人は延長十一回の末、サヨナラ負けを喫したが、“鬼の先輩”が去った今季は、昨季の10勝を上回る成績を狙う。
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阿部新監督率いる今季の巨人は例年にない期待感を漂わせている。特に打撃面でもそれが顕著だ。前原監督時代にはなかった攻撃時のしぶとさとはーー。
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