巨人オドーアが前代未聞の開幕前退団…過去のお騒がせ助っ人にはメジャー最優秀監督も
巨人が開幕を3日後に控えた26日、新外国人のルーグネッド・オドーア(30)の退団を発表。メジャー通算178本塁打をマークし、左の長距離砲として期待されたものの、オープン戦は12試合で打率.176、本塁打と打点はともにゼロで不安視されていた。
開幕一軍メンバーから外れたことを伝えられ、ファームでの調整を提案されると、「二軍に落ちて調整することは受け入れられない」と主張。関係者に「帰国したい」と申し出て、これを球団が了承したという。
いずれにしろ、開幕を3日後に控えたこの時期に、しかも、来日して1カ月ちょっとでの退団は前代未聞。チームに激震が走ったが、巨人にはお騒がせ助っ人が過去にもいた。
◇ ◇ ◇
▼1997年~98年 エリック・ヒルマン
前年までのロッテでの2年間で26勝を挙げた左腕に当時の長嶋茂雄監督がゾッコン。年俸2億5000万円の2年契約という破格の条件で巨人が獲得したが、移籍1年目は左肩の故障でわずか2試合の登板に終わった。左肩の手術を経て雪辱を誓ったはずの翌98年も、左肩の違和感を理由に再三離脱。「肩に小錦が乗っているようだ」との、名言を残し、この年は1度も登板しないまま、シーズン途中の5月末に解雇された。