体操・杉原愛子「ブランクを経てレベルアップした姿を見せたい」 全日本選手権は明日開幕
「団体では全員の衣装を統一する必要があるので、実際に使えるかはなんとも言えません。でも、代表入りしたら相談してみるつもりですし、もしも個人で出られるのなら、着てみたいと思っています。その前に全日本選手権ですね」
パリ五輪に出場するためには、全日本選手権の成績上位者が出場するNHK杯で上位に入る必要がある。順位は全日本選手権の予選からの得点を含む総合点で決まるため、前哨戦といえど、五輪切符に直結する。
全日本選手権への出場は東京五輪の代表選考を兼ねた2021年以来、3年ぶり。ブランクはあるが、調整力と精神力には自信がある。
高校1年生の15年から21年東京五輪までの間、何度もケガに泣かされながらも一度も代表から外されなかったのは杉原だけ。大会ごとにピークを持っていく技術を磨いてきた。東京五輪の団体メンバーは皆、引退したが、「本人が決めたこと。私は私です」と割り切り、我が道を行く。
「どれだけ過去の成績が良くても、まず全日本選手権で失敗したらそこで終了です。着地ひとつでメダルの色が変わるくらいシビアな世界。予選から余裕も油断もありません。私は3年ぶりのため、挑戦者として臨みます。以前よりも強くなっている自覚はある。まずは日本のファンの皆さまに、レベルアップした杉原愛子を見せたいです」