水原一平被告がロス連邦地裁に出廷も報道陣を完全無視…罪状認否では「無罪」を主張
ドジャース・大谷翔平(29)の預金口座から不正送金したとして銀行詐欺と税の不正申告などの罪に問われている元通訳の水原一平被告(39)が14日(日本時間15日)、罪状認否のためロサンゼルス連邦地裁に出廷した。
午前11時すぎ(同午前3時すぎ)に弁護士のマイケル・フリードマン氏とともに出廷した同被告は報道陣の問いかけに無言を貫いて建物に入った。
日米合わせて50人を超える報道陣が裁判の傍聴を希望したため、連邦地裁の判断で、罪状認否は音声のみが公開された。
水原被告は、既に罪を認める司法取引に応じ、裁判で争わない姿勢を見せているが、この日は手続きの都合上、「Not Guilty(無罪)」を主張。今回は禁錮1年以上の重罪について有罪答弁を取り扱う権限がない治安判事の下で形式的に実施されたため、約5分で終了した。
米司法省によると、次回審理後、新たに期日が設定され、正式に判決が言い渡される。
米メディアによれば、刑期は最長で禁錮33年だが、司法取引に基づいて大幅に軽減されるという。