1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

公開日: 更新日:

 果たして4人で収まるのか。

 29日に相撲協会が発表した引退力士12人。伊勢ケ浜部屋からは5人で、うち4人が宮城野部屋からの移籍組だ。

 宮城野部屋は今年3月、当時所属していた北青鵬のイジメが発覚。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も放置、隠蔽したことが明らかになり、部屋は一時閉鎖、力士や親方は伊勢ケ浜部屋への移籍を余儀なくされた。

 環境が大きく変わることもあり、当初から引退するつもりだった力士もいたという。

 そこで今回の4人である。当初、引退が見込まれていた人数ほど多くないものの、廃業ラッシュが起こるとすれば、むしろこれからだろう。

 伊勢ケ浜部屋は旧宮城野部屋勢の合流で、一気に力士40人の大所帯となった。5人が引退しても、角界最多の部屋であることは変わりがない。伊勢ケ浜部屋の建物はここまで大人数の所属を想定した作りではなく、旧宮城野勢は地下のトレーニングルームで寝起きしている。シャワーの待ち時間が1時間を超えるなど、もともと伊勢ケ浜部屋にいた力士の稽古にも支障が出ているほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  3. 3

    「65歳からは、お金の心配をやめなさい」荻原博子著

  4. 4

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 5

    タモリが「歌う日露戦争」と評した圧巻の紅白歌合戦パフォーマンス

  1. 6

    高額療養費問題が参院選を直撃か…自民が噴出「立憲の凍結案のまざるを得ない」に透ける保身

  2. 7

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  3. 8

    西武・西口監督が明かす「歴史的貧打線」の原因、チーム再建、意気込み、期待

  4. 9

    松本若菜に「小芝風花の二の舞い」の声も…フジテレビ“2作連続主演”で休めない“稼ぎ頭”のジレンマ

  5. 10

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉