1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ
果たして4人で収まるのか。
29日に相撲協会が発表した引退力士12人。伊勢ケ浜部屋からは5人で、うち4人が宮城野部屋からの移籍組だ。
宮城野部屋は今年3月、当時所属していた北青鵬のイジメが発覚。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も放置、隠蔽したことが明らかになり、部屋は一時閉鎖、力士や親方は伊勢ケ浜部屋への移籍を余儀なくされた。
環境が大きく変わることもあり、当初から引退するつもりだった力士もいたという。
そこで今回の4人である。当初、引退が見込まれていた人数ほど多くないものの、廃業ラッシュが起こるとすれば、むしろこれからだろう。
伊勢ケ浜部屋は旧宮城野部屋勢の合流で、一気に力士40人の大所帯となった。5人が引退しても、角界最多の部屋であることは変わりがない。伊勢ケ浜部屋の建物はここまで大人数の所属を想定した作りではなく、旧宮城野勢は地下のトレーニングルームで寝起きしている。シャワーの待ち時間が1時間を超えるなど、もともと伊勢ケ浜部屋にいた力士の稽古にも支障が出ているほどだ。