巨人が今オフ狙う外野手の本命「安打製造機」の名前 タイトル複数回、対左投手は打率.303

公開日: 更新日:

FA権を行使するかどうか

 佐野は昨オフの契約交渉の際、球団に提示された複数年契約を断り、1500万円ダウンの年俸1億5500万円で単年契約を結んだ。「FA権取得の年でもあるし、自分も納得できる成績を残したい」と語っていた。

 2020年に首位打者、22年に最多安打のタイトルを獲得するなど実績は十分。今季はこれまで打率.254と低迷しているが、対左投手の打率が.303と左を苦にしないところが他球団の評価が高い理由である。

DeNAから巨人へのFA移籍は、06年オフに門倉、11年オフに村田、14年オフに金城、16年オフに山口、20年オフには梶谷と井納と2人も移籍した。DeNAは巨人にとって“お得意サマ”です。巨人の練習場は神奈川・川崎にある。横浜からほど近く、住環境を変えずに済むから、移籍しやすい雰囲気があるといいます。巨人は4月に米国から日本に帰国した筒香の獲得にも乗り出したが、古巣DeNAとの争奪戦に敗れた。今季は好調だが、昨季.244に終わった35歳・丸の後釜候補として、安打製造機の佐野はうってつけです」(球界関係者)

 焦点は「ベイスターズ愛が強い」とされる佐野がFA権を行使するかどうか。行使するようなら、巨人が有力候補になりそうだ。

 なお、この日の試合後、ここまで打率.234の不振にあえぐ坂本勇人(35)の二軍落ちが決まった。22日のヤクルト戦で3三振に終わり、2試合連続スタメン落ちとなっていた。坂本がケガや体調不良以外で一軍登録を抹消されるのは異例である。

  ◇  ◇  ◇

 記事本文の冒頭に登場する若林には「致命的な欠陥」があり、新手地で生き残るためには「意識改革」が必要不可欠だという。いったいどんな問題を抱えているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    巨人入り若林楽人「4番気取り」なら新天地でも“塩漬け”不可避…打撃に求められる意識改革

    巨人入り若林楽人「4番気取り」なら新天地でも“塩漬け”不可避…打撃に求められる意識改革

  2. 2
    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  3. 3
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 4
    3選狙う小池都知事は情勢調査「一歩リード」も圧勝遠のき焦り…街頭演説も聴衆スカスカ

    3選狙う小池都知事は情勢調査「一歩リード」も圧勝遠のき焦り…街頭演説も聴衆スカスカ

  5. 5
    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  1. 6
    巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

    巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

  2. 7
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  3. 8
    小池知事は都知事選TV討論すべて拒絶…蓮舫氏が街頭演説で暴露し「逃げないで」と訴え

    小池知事は都知事選TV討論すべて拒絶…蓮舫氏が街頭演説で暴露し「逃げないで」と訴え

  4. 9
    永尾柚乃はもはや子役にあらず …すでに「助演女優レベル」の納得エピソード

    永尾柚乃はもはや子役にあらず …すでに「助演女優レベル」の納得エピソード

  5. 10
    高橋一生「ブラック・ジャック」の不安材料? ドクター・キリコ=石橋静河にやはり疑問の声

    高橋一生「ブラック・ジャック」の不安材料? ドクター・キリコ=石橋静河にやはり疑問の声