菊池雄星が大谷の三冠王を左右する…今オフFA、好条件狙い「打倒」のモチベーション十分

公開日: 更新日:

抜群の安定感と大きい貢献度

 昨季のナ・リーグ覇者でパドレスと地区2位争いのダイヤモンドバックスも菊池の獲得に乗り出すという。

 ダ軍は昨オフ、レンジャーズから1年約38億円でFA移籍した唯一の先発左腕モンゴメリー(31)が6勝5敗、防御率6.44と期待を裏切っている。

「パドレス同様、左腕が手薄だけに当然、菊池を獲得候補としてリストアップしているはずです」(前出の友成氏)

 菊池がナ・リーグ西地区のどちらかの球団に移籍すれば、大谷にとっては厄介な存在になりそうだ。大谷は花巻東高(岩手)の先輩である菊池に対して、通算20打数6安打の打率.300、3本塁打、4打点。エンゼルス時代はカモにしていたとはいえ、今季の菊池は左打者に対して被打率.237、3本塁打と結果を残している。

「菊池は今季、速球の平均球速が増し(昨季の約153キロから約154キロ)、制球も安定した(与四球率6.9%から5.8%)。今オフ、FAによる好条件を勝ち取るためにも、大谷を抑えて各球団のGMへのアピールにつなげたいはずです。昨季、ツインズとのワイルドカード第2戦で自身が救援に失敗して敗退しただけに、個人的にも2年連続ポストシーズン進出に向けてモチベーションは高い。対戦が実現すれば、大谷も簡単には攻略できないのではないか」(友成氏)

 ド軍とパ軍の直接対決は今月末の2連戦も含めて残り5試合。レギュラーシーズン終盤の9月25日からは3連戦が組まれており、三冠王を狙う大谷に菊池が立ちはだかるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    「なにわ男子」の命運を握る道枝駿佑の私生活…メンバーの悲報3連発でファン幻滅の緊急事態

  3. 3

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 4

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  5. 5

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  1. 6

    悠仁さま受験勉強しない夏休みで気になる「本当の学力」…“高校で異例の成績”報道も

  2. 7

    佳子さま2990円ニット着用に愛子さまはGU愛用…女性皇族“プチプラ旋風”で好感度に差

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  5. 10

    原英莉花が国内ツアーをキャンセル、「罰金覚悟」で出場して得たスコットランド女子OPの収穫