大谷「三冠王」へ最もハードルが高いタイトルは? 23日時点で打率2位、本塁打1位、打点3位

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 来季から投手に復帰するドジャース大谷翔平(30)にとって、右肘手術明けで打者専念の今季は三冠王を狙える最初で最後のチャンスかもしれない。

 日本時間23日現在、打率.313(リーグトップと3厘差の2位)、30本塁打(1位)、70打点(同9差の3位)。本塁打と打率はタイトルを取る可能性が十分あるものの、問題は打点だろう。

 目下、79打点でリーグトップのオズナ(33)は強豪ブレーブスの中軸打者。その前を打つアルビーズ(27)とライリー(27)は、いずれも出塁率が3割を超える好打者だけに、おのずと打点も稼ぎやすい。

 そこへいくと大谷は1番打者だ。オズナと比べたら塁に走者を置いて打席に入る確率は低いと言わざるを得ないし、なにより本人はトップバッターとしての役割を自覚している。

 本塁打数はリーグトップでも、一発を狙って振り回してばかりいるわけでは、もちろんない。リードオフマンだけに、打ち取られるにしても、打ち取られ方が大切だとか、塁に出ることが大事という趣旨のコメントをしている。状況に応じて左方向に軽打するケースがあるのは、1番打者としての務めを果たしているからに他ならない。

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