パリ五輪女子柔道・阿部詩のギャン泣きに賛否…《コーチが早く場外へ連れ出すべきだった》の辛口意見も
柔道チャンネルなどによると、柔道の創始者とされる嘉納治五郎は、柔道の具体的な目的として「体育」「勝負」「修心」を挙げており、「心を強くする」との意味を表す「修心」は「対戦相手だけでなく、自分が持つ弱い心との戦い」「自分の内面と向き合いながら稽古を重ねることで、礼節・友愛・忍耐といった精神が培われていく」とある。
さらに「礼法を大切にしているスポーツ」として、「激しい取り組みのあとなど、まだ心理的興奮が静まっていないなかでも、感情をコントロールして正しい形で礼をすることが重要。礼を重んじて形式を守ることで、自分自身を制御し、相手を尊重する姿勢が身に付く」ともある。
否定的な意見は、大泣きする阿部の姿が「感情をコントロールしていない」「礼を重んじていない」と映ったようだ。
とはいえ、悔しくて声を上げて泣くぐらい大目に見ても構わないのではないか。喫煙、飲酒疑惑で出場辞退を余儀なくされた体操女子、宮田笙子のケースではないが、柔道が強いとは言っても20歳前半の女子なのだ。必要以上に“フルボッコ”する必要はないだろう。