大逆転で王座奪還した体操男子団体エース橋本大輝に「王者の血脈」…大一番では抜群の安定感

公開日: 更新日:

 金メダルを手にした橋本は「みんなに助けられたメダル。この4人がいなかったら、絶対に取れなかった」と感無量の表情を見せた。

 橋本は大会前、相次ぐ故障に苦しみ、調整不足で開幕を迎えた。27日の団体戦と個人総合、種目別を兼ねた予選では連覇を狙った鉄棒の着地を乱して20位で予選敗退。個人総合は3位で決勝進出を決めたとはいえ、演技に精彩を欠いて不安を残した。

 そんなエースを支えたのは「王者の血脈」だ。橋本は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪個人総合金メダルの内村航平が追求した「美しい体操」の継承者。絶対王者のメンタルも引き継いでおり、全盛期の内村は全6種目をこなして心身への負担が激しい個人総合にこだわり続けた。満身創痍でも五輪や世界選手権の大一番では抜群の安定感を披露した。

 橋本は当初、内村と比較されることに反発してきたが、勝つことを優先して「美しい演技」を受け入れたという。

 体操ニッポン復権に王者の血脈ありだ。

  ◇  ◇  ◇

 男子はこれまで五輪でメダルを100個以上獲得してきたが、女子は国内の競技人口が多いのにわずか2つのみ。いったいなぜ、これほどまでに「格差」がついているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係