女子競歩個人種目を2人同時辞退で誹謗中傷騒ぎ…《陸連のせいでは?》東京五輪前にはサニブラウン選手らに個人種目制限案
日本陸連が29日に発表した、女子20キロ競歩代表の岡田久美子(32=富士通)と柳井綾音(20=立命大)の出場辞退の一件。理由は「(新種目の)男女混合リレーに専念するため」としたが、この決断に賛否の声が相次ぎ、柳井はSNSでの誹謗中傷に対し、自身のⅩ(旧ツイッター)で「今回の20kmWの辞退の件ですが、たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と訴えた。
陸連は、2人の辞退による選手の入れ替え、追加は行われないと発表した。だが、炎上した背景にはその理由が明記されず、報道で正確に伝わらなかったこともあるだろう。「出場資格を持った選手がほかにいない」ことを知らない人たちが《他の人が出られたのではないか》と勘違いして誹謗中傷を書きこんでいたからだ。
7月26日の日本陸連公式サイトには、『女子20km競歩:藤井3度目、岡田2度目の世界大会入賞なるか』と題し、柳井を含む3選手の個人種目出場に期待する記事を出していたこともあり、ファンは個人でも混合でも応援していた。