DeNA東克樹“負けず嫌い”の反攻宣言「まだまだAクラス、優勝を狙える位置。一戦一戦、大事に戦う」

公開日: 更新日:

 エースがようやく勝った。

 DeNA東克樹(28)が、昨13日の広島戦に先発。8回3安打無失点の好投で、7月10日以来の白星を手にした。今季初の中5日登板をものともせず、六回1死まで打者16人に出塁を許さない完璧な内容だった。

 約1カ月ぶりの勝利と言っても、東の状態が悪かったわけではない。直近3試合の自責点は0、2、3でいずれも6回3失点以内のQSはクリアしていた。7日の中日戦は9回無失点と“完封”しながら、試合は延長十二回スコアレスドロー。打線の援護に恵まれない試合が続いていた。

 昨季、最多勝と最高勝率の2冠を獲得。今永(現カブス)が抜けた先発陣の柱となった今季もここまで9勝2敗、防御率1.74とエースの貫禄を見せているものの、チームは3位阪神に4.5ゲーム差と優勝争いの輪から脱落しかけている。

 だが、それでへこむようなタイプではもちろんない。父の直史さんは以前、「体は小さいが負けん気が強く、野球を始めた小学生の頃、投手をやっている時は『球場の中で一番高い場所はマウンド。ここは絶対に渡さない』とよく口にしていました」と言っていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言