大谷から笑顔消えても「2戦連発」の非凡…8月は絶不調でも、3試合以上無安打はゼロ
「本塁打を打って、ベースを一周しているときも、まったくうれしそうじゃないんです」
こう言うのは現地特派員。日本時間19日のカージナルス戦で、連日の39号本塁打を放った、ドジャースの大谷翔平(30)のことだ。
この特派員によれば、ドジャース移籍後、最も変わったのは笑顔が増えたことだという。キャンプ中も、野球をやるのが楽しくて仕方がないといったあんばい。勝ち越しが一度もなく、早々とシーズンが終わっていたエンゼルスから、11年連続プレーオフに進出中のスター軍団に移籍。能力の高い選手たちと一緒にプレーすることが新鮮で楽しいのだ。
昨年末のNHKのインタビューで、2度目の右肘手術を受けた理由を「ごまかしながら投げていても面白くない」と言ったが、大谷にとって思うように投げたり打ったりする楽しさは、プレーするうえで大きなモチベーションになっているのだ。
その大谷が18、19日と本塁打を放っても、ちっとも嬉しそうじゃないのは、思うような打撃ができていないからに他ならない。