巨人・菅野の復権は阿部監督のシナリオ通り 狙いズバリ的中!広島との天王山で1安打14勝目
首位巨人の菅野智之(34)がチームが鬼門のマツダスタジアムで、さすがの投球を見せた。
10日、1ゲーム差の2位広島との首位攻防3連戦の先陣を切って先発。初回に坂本のソロで1点の援護をもらうと、五回まで1安打無失点の好投。わずか57球でリーグトップの14勝目(2敗)を挙げ、開幕から敵地10連勝のセ・リーグ記録を更新した。
今季は主に3戦目の登板で、5月下旬からは日曜日のマウンドを任されてきた。相手のエース級とぶつかる3連戦のカード頭は昨年8月以来で、「意気に感じている。この数年間、そういう役割を担えなかった悔しさもある。信頼してくれた監督や投手コーチが、頭に持ってきて良かったと思えるような結果を出したい」と気合十分で臨み、結果で応えた。さる巨人OBがこう言った。
「六回に2点の追加点が入り、3点差になったことで菅野に代打が出された。まだ57球。もちろんもっと投げられたが、次の中日戦に中4日で向かうと、20、21日のマツダでの広島戦に再び登板が可能になる。早めに大差をつけて菅野を休ませたかった阿部監督の狙い通りの展開です」