巨人・菅野の復権は阿部監督のシナリオ通り 狙いズバリ的中!広島との天王山で1安打14勝目
狙い通りといえば、阿部監督は開幕前、昨季4勝止まりだった菅野の起用法について「通常の中6日ではなく、中7日から投げ抹消で10日間空けてもいいから、ケガをしないように使いたい」と独自構想を語っていた。それが、いざ開幕すると、別の方法で菅野を復活させた。
「相手投手の格が落ちるカード3戦目に回し、開幕から勝ち星を量産させることで、気分良く、離脱させることなく、中6日で回すことができた。『そういう役割を担えなかった悔しさもある』と唇をかんでいた菅野は、相手がエース級のカード頭、それもチームが1勝4敗(2分け)と苦手するマツダで勝って、チーム内外に本当の復活を見せつけたかったはず。この日は本来、9勝の山崎伊の順番だったが、阿部監督は菅野と交換した。ベテランに配慮していたリミッターを外し、エース戸郷に次ぐ2番手に浮上させたことになります」(前出のOB)
阿部監督の狙いがことごとく的中し、元エースのプライドも復権。まさにいいことずくめで、広島とのゲーム差を2に広げた。
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首位をキープする巨人だが、このまま簡単に逃げ切りとはいかない「泣き所」がある。巨人OBで評論家の高橋善正氏が指摘する「決定的な弱点」とはいったい何か。
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