大谷「新ルール導入」なら二刀流完全復活に追い風!先発登板「最低6イニング」来季にも義務化へ
エンゼルス時代の大谷も例外ではなく、序盤から160キロ超の直球を投げ込むなど、初回から全力で投げるケースが多かった。心身の消耗が激しい二刀流の負担もあって、昨年9月に2度目の手術を受けたが、他の投手同様、球速にこだわったことも肘へのダメージにつながったのだろう。
さらに、先発が5回をもたずに降板した場合(4失点以上、故障の場合は除く)、DHが解除される規定も盛り込まれる見通し。6イニングを投げる前に4失点以上を喫した場合はともかく、例えば5回100球を投げて3失点でマウンドを降りたケースでは登板後もDHで出場が可能な「大谷ルール」は適用されない。リアル二刀流にとっては死活問題となるため、登板時に1打席でも多く打席に立つためにも、ペース配分を考えて投球を組み立てる必要がある。
大谷は「おそらく、もう一度、(右肘が)同じ症状になったら配置転換」と投手断念の方針を示している。新ルールをうまく活用できれば、二刀流の復活、継続に追い風になるのは間違いない。
◇ ◇ ◇
そんな大谷だが、ポストシーズンへの懸念点がある。この問題にイチローやカブレラ、ジャッジなどレジェンドたちも苦しめられたという。いったいどういうことか。大谷の「敵」とは。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。