ドジャース地区連覇なら大谷は「強制休養」の可能性…個人記録より“チーム世界一”が最優先
大谷翔平(30)のドジャースが日本時間26日、ナ・リーグ西地区のライバルであるパドレスに競り勝って、3年連続地区優勝に王手をかけた。
負ければパ軍に1ゲーム差と崖っぷちに追い込まれる中、大谷が2本の適時打を放ち、3打数2安打2打点。一発は出なかったものの、今季56個目の盗塁を決めてイチローの持つ日本人選手シーズン最多盗塁記録に並んだ。きょう27日のパドレス戦に勝てば、ド軍の地区3連覇が決まる。
レギュラーシーズンはいよいよ1カード(28日からのロッキーズ3連戦)を残すのみとなる。メジャー史上初の「50ー50」(本塁打、盗塁)を達成した大谷は「53ー56」からの更なる上積みが期待され、「60ー60」に到達すると予想する米メディアもあるほど。しかも、最終カードのロッキーズの本拠地「クアーズ・フィールド」はマイルハイ(標高1600m)といわれ、本塁打が出やすい上に、投手陣はメジャーワーストの211被弾と崩壊状態だけに、本塁打量産のお膳立てが整っているからだ。
米メディアやファンの期待は高まるばかりだが、チームの地区優勝が決まれば、「シャットダウン」の可能性はある。