ドジャース“圧倒的不利”の下馬評覆す光明は「大興奮・大谷」の勝負強さにあり
「ドジャースは投手陣に不安を抱えています」と、スポーツライターの友成那智氏はこう言う。
「第1戦に先発する山本由伸(26)は右肩腱板損傷から復帰して日が浅いうえ、2戦目のフラハティ(28)はシーズン最終盤に調子を落としています。3戦目のビューラー(30)は今季1勝5敗で防御率5.38、4戦目のナック(27)はルーキーですからね。リリーフ陣も、抑えが決まっていないのが実情です。そこへいくとパドレスの投手陣は安定している。先発のシース(28)、キング(29)、ダルビッシュが健在。元阪神のスアレス(33)という確固たるストッパーもいますからね。ドジャースが勝機を見出すとしたら打ち勝つしかないと思います」
昨年の地区シリーズはベッツ(31)とフリーマン(35)、MVP実績のある2人が合わせて21打数1安打とブレーキ。ダイヤモンドバックスに3タテを食らった。今年はそのフリーマンが9月27日のパドレス戦で右足首を負傷して状態は万全ではない。
だが、今年は大谷がいる。今季の対パドレス戦は46打数15安打の打率.326、1本塁打、7打点、4盗塁。天王山だった9月25日からの3連戦は11打数6安打(.545)、3打点、1盗塁で勝ち越しに大きく貢献した。