卓球アジア選手権50年ぶりVでマスコミ大騒ぎ…識者《中国を超えたとは言えない》とバッサリ

公開日: 更新日:

「今回の結果をもって中国を超えたとは言えません。中国にとってアジア選手権は重要な大会ですが、五輪や世界選手権ほどではないからです。それが選手起用や準備に表れています。実際、今回準優勝に終わった女子団体を見ても、1972年以降、欠場を除く大会で6回も金を逃しています。

今回はパリ五輪で女子単を連覇した陳夢(30・同3位)と団体金のメンバーだった王曼昱(25・同2位)が欠場し、ベストメンバーではありませんでしたし、出場した選手にも疲れが見えました。五輪や世界選手権なら、こうした選手起用やスケジューリングをすることはありません。ただ、中国のこうしたスキはこれまでもあったはずで、日本は50年間そのチャンスをモノにできませんでした。今回それを成し遂げたことはとてつもなく大きな一歩です。中国を本当に超える日は確実に近づいていると思います」

 来年はドーハで個人戦の世界選手権がある。そこで日本勢の真価が問われることになる。

  ◇  ◇  ◇

 確実に実力をつけてはいるものの、日本の卓球界はこの先安泰とは言い難い。長らく卓球界の最前線に立ってきた伊藤美誠がパリ五輪で代表漏れしたように、異常事態が起きているのだ。伊藤は、いったいなぜ転落したのか。彼女に何が起きていたのかを紐解くと、日本卓球界のいびつな構造が見えてくる。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”