関大・金丸夢斗は間違いなく何年に1人の左腕…クロスファイアはスライダー回転を帯びて厳しく食い込む
金丸夢斗(関大/投手・左投左打・177センチ・77キロ・神港橘高)
「今永昇太(カブス)、菊池雄星(アストロズ)……間違いなくそれぐらいのピッチャーになれるヤツですよ、ただし……」
あるスカウトと、そのあとの部分で意見が一致した。
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最低1年間の強化練習期間が必要。来季からすぐ……の即戦力と見なしてはならない。
普通の公立校(兵庫・神港橘高)から関大に進学してすぐにローテーションの一角に抜擢。リーグ戦中は土・日の試合に投げるために強めの練習は週2日ほど。疲労しない程度の「調整」みたいな毎日。リーグ戦が終われば、オープン戦があって、学生ジャパンとしての行事もあって、何かと忙しかった4年間。腰を据えて、しっかりと体力強化に励む時間は、持ちたくても、なかなか持てなかったろう……これが、そのスカウトの方との「共通認識」となった。