優勝しても報われない「ジュニア女王」に年齢制限の壁…フィギュア全日本選手権きょう開幕
島田は、すでにシニアレベルでも互角に渡り合える実力を持ちながら、ミラノ五輪には出場できない。
国際スケート連盟(ISU)が22年の総会で、五輪、世界選手権の年齢制限を従来の15歳から17歳に引き上げたからだ。ロシア勢を中心に選手の低年齢化が進み、心身への負担、健康への影響が深刻化し、スケーターとしての短命化が問題視されてきた。島田は来年の10月で17歳になるものの、ISUの規定では五輪、世界選手権が開催される前年の7月までに17歳を迎えていなければならないため、ジュニア女王はミラノ五輪のリンクに立てないのだ。
島田の五輪出場は最短で21歳になった30年フランス・アルプス地方大会。シニア転向後、どこまでレベルアップを図れるか。