大谷「DH独占」がドジャース故障者続出の遠因なだけに…指揮官が頭を抱える先が見えない守備解禁
今季の大谷はメジャー史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)の偉業達成がかかっていたこともあり、結局最後まで守備に就く機会はなかった。
ワールドシリーズでは左肩脱臼による損傷した関節唇の修復手術を強いられたことで、当初予定していた来年3月のカブスとの日本開幕シリーズでの投手復帰は先送りとなった。
フリードマン編成本部長は今月12日(日本時間)、地元放送局スポーツネットLAのインタビューに投手として復帰させる時期について「慎重にゆっくりというわけではないが、すごくアグレッシブにしようとも考えていない。スローダウンすることは考えていないが、まだ今年は投球プログラムを先まで進めていなかったので、復帰までにやらなければならないことがある。そのため具体的な時期はまだ見通せていない」と慎重な姿勢を崩さなかった。
ドジャースは球団史上初のワールドシリーズ連覇がかかるだけに、フリードマン編成本部長、ゴームズGMとも、ポストシーズンで二刀流で起用する方針を明かす一方、来季は二刀流復帰に向けたリハビリが続く。あくまで投手としての復帰が第一である以上、大谷を守備で起用する余裕はないだろう。