試合に出続けたい大谷翔平vsブレーキ踏むドジャース首脳陣…早くも指揮官“制約”明言で衝突不可避
あれもダメ、これも許可できない……制約だらけの雰囲気も漂うのがドジャース・大谷翔平(30)の2025年だ。
ロバーツ監督はスポーツ報知の栗山英樹・日本ハムCBOとの対談で大谷の投手起用に関して、「今年は二刀流ですけど、5月までは投げさせないつもりです。1年間投げていないのに3月から10月までずっと投げられませんよ。だから投球回も考えていかないと」と発言。
栗山CBOから「慌てないでください。翔平は絶対『早く投げたい』と言うんで」と突っ込まれると──。
「たぶん、そうでしょうね(笑)。止められるかな……いや、私一人ではなく、医師やトレーナーの力を借りて説得します(笑)。彼の健康、肘の状態を良くしておくこと、そのためには休みを与えなければ」「私が見て、疲れている、振り過ぎている、と感じたら、休ませます」と休養を取らせることも明言した。
さらに「今年は二刀流ですから、本塁打は少し減ると思います。それより盗塁は、とても減ると思います。私が走らせませんから。足を守らなければいけません。ノーグリーンライトです!」と盗塁も制限することを明らかにした。
しかし、本人は納得するかどうか。大谷は投手として3月の日本開幕に間に合わせるつもりでいるし、何より試合を休もうとしない究極の出たがりだからだ。
一昨年はダブルヘッダーの1試合目で完封。その45分後にスタートした2試合目に休養を勧める首脳陣を制してスタメン出場。2本塁打した直後にけいれんを起こしたほど。昨年のヤンキースとのワールドシリーズ第2戦では二盗を試みた際に左肩関節唇を損傷、後に手術をしたほどの大ケガだったにもかかわらず、「どんなことがあっても出ます」と強行出場した。ロバーツ監督も栗山CBOも、試合に出たがる大谷には、いい意味で手を焼いたことを認めている。