琴桜が4日目で早くも3敗《綱とり絶望的》…指摘される取り組みでの「負の連鎖」と壮絶重圧

公開日: 更新日:

 負け残りで背中を丸めて控えの座布団に座る姿に、先場所優勝力士の面影はなかった。

 今場所綱とりを目指す大関琴桜(27)が、4日目にして早くも3敗目。相手は元大関で初日から3連敗中の霧島。琴桜は出足も鈍く、相手に簡単に頭をつけられると、なす術なく寄り切られた。

 先場所Vの琴桜は今場所、「優勝かそれに準ずる成績」なら横綱昇進が確実だった。5日目以降は全勝し、12勝3敗で終戦すれば昇進の可能性はゼロではない。中継を解説していた元小結・舞の海氏も「まだ諦めるのは早い」とエールを送っていたが、ある親方は「実際問題として、綱とりは絶望的です」と、こう話す。

「今場所の琴桜は負けられないと思うあまり、守りに入ってしまっている。立ち合いで足がほとんど前に出ておらず、相手の出方に合わせようとして後手に回っている。そもそも、序盤に3敗もしようものなら、普通の力士でも負け越しが頭をよぎるもの。『追い詰められた』とネガティブになり、さらに勝てなくなるケースも珍しくない。それが綱とりとなれば、重圧は想像を絶するものがある」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    【独自】亀山千広BSフジ社長“台風夜のお色気ホムパ疑惑” 「帰宅指示」を出しながら自分はハイヤーで…

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  1. 6

    明暗分けたメジャーの最新評価…ヤクルト村上宗隆「暴落」、巨人岡本和真は「うなぎ上り」

  2. 7

    中森明菜「奇跡」とも称された復活ステージまでの心技体 「初心を忘れるな」恩師の教え今も…

  3. 8

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  4. 9

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 10

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ