佐々木朗希&ドジャースは敵だらけ…超逆風となる29球団と大メディアの包囲網
<ドジャース、オフシーズンの大きな動きで「悪の帝国」の王座を獲得>
日本時間24日、世界最大の通信社「ロイター」が、23日に行われた佐々木朗希(23)のドジャース入団会見を受けて、今オフのド軍の大型補強を皮肉った。
同17日、佐々木朗希のド軍入りが決まった日には、米全国紙「USAトゥデー」が「ドジャースは佐々木朗希との契約により、MLBの新たな『悪の帝国』としての地位を固めた」と報じると、米経済誌「フォーブス」もド軍のオフの大型補強を「スポーツファンは最も多くのお金を費やしたチームを応援することはない」と指摘した。
米最大規模の新聞社、雑誌社に加え、世界最大の通信社がド軍をヤリ玉に挙げる異例の事態。サイ・ヤング賞投手のスネルや、実績豊富な救援左腕のスコットらトップ選手をかき集めるに事足らず、「25歳ルール」でマイナー契約しか結べない佐々木を格安で獲得したことが引き金になったようだ。
「佐々木を巡っては、かねてド軍との密約説が囁かれ、タンパリング疑惑でMLB機構が調査をしたほど。20球団規模の争奪戦に発展し、それぞれの球団とコンタクトを取ったとはいえ、結局はデキレースではないか、と疑念を抱くメディアは少なくない。ド軍は昨季、圧倒的な戦力でワールドシリーズを制しながら、このオフも年俸後払い契約を巧みに駆使しつつ、大型補強を敢行。今季の年俸総額はすでに600億円に迫ると言われる。しかもこのオフ、ド軍入りした韓国人内野手のキム・ヘソンは、エンゼルスの提示額(約44億)の半額以下の約20億円で契約し、『大谷翔平の存在が決め手になった』と発言した。大谷に罪はないが、金に加えて大谷の存在も利用し、アノ手コノ手で選手をかき集め、まさに独り勝ち状態。『悪の帝国』と評されるのも当然です」(米特派員)