綱とり出直しの琴桜に必要な「脱・頭でっかち」…初場所の足を引っ張ったのは考えすぎる悪い癖

公開日: 更新日:

 要は稽古不足、ということだが、琴桜にはメンタルのもろさを指摘する声が少なくない。八角理事長(元横綱北勝海)は昨年9月場所中に琴桜が宇良に負けた相撲を「相手を見過ぎている。考え過ぎ」と話していた。

 今場所もほとんどの相撲で後手に回っていた。九重審判長(元大関千代大海)も「体と心がバラバラ」と話していたほど。綱とりの重圧もあったにせよ、考えすぎる悪癖が足を引っ張っているようなのだ。

 昨年末のインタビューでも、それをうかがわせる言葉があった。本紙記者が「(11月場所の優勝は)親方衆が『前に出て攻める相撲』を称賛していた」と振った後だ。

「何が良い部分かは本場所によって違う。その時の状態の良し悪しもある。(中略)その時その時、自分のどの部分で勝負できるか。漠然と相撲を取るだけじゃなくて、自分の勝負どころを見極める。相手の良さを潰して、勝負できるところで勝負しなければいけない」

 相撲は軍配が返ったら「待った」のない一発勝負。あれこれ考え込んで後手に回るくらいなら、前に出て攻めた方が好結果につながるケースが圧倒的に多いのも確かだ。実際、琴桜は先場所、宇良に雪辱を果たした時も「考えるより目の前の一番を」と話していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係