巨人・大城卓三が「高給取り保険要員」…《侍Jの正捕手なのにもったいない》と他球団は溜息
大城は昨季、捕手と一塁手として96試合で打率.254、3本塁打、27打点に終わったが、前年の2023年はWBCの侍ジャパンメンバーとして世界一に貢献。シーズンも打率.281、16本塁打の好成績を挙げた。打撃ばかりがクローズアップされるが、盗塁阻止率も21年にリーグトップ、22、23年は同2位の成績をマークしている。さる球界関係者が話を引き取る。
「阿部監督の捕手・大城への評価は高くない。今オフにもメジャーへ流出する可能性がある岡本の後の一塁手候補として見ています。とはいえ、その一塁にしても、必ずしも保証されているとは限らない。大砲の岡本が抜ければ、一塁の助っ人を補強するだろうから、大城はあくまで“保険”。基本は代打の切り札でしょう。代打要員に年俸1億6000万円は決して安くはないが、選手会長だし、他球団で活躍されたら困る。大城も他球団での正捕手より、1億6000万円の複数年契約という厚遇もあり、『代打要員』あるいは『岡本流出後の保険』でいいと決めたのでしょう」
広島は正捕手の坂倉が右手中指を骨折して離脱する緊急事態。中日や阪神も正捕手は決まっていない。「侍ジャパンの捕手なのにもったいない……」という他球団のため息が聞こえてくるのも無理はない。