「手をもむだけで病気が治る! 脳が若返る!」大村恵昭、久保田競他著
手は体の縮図のようなもの。全身の部位や臓器と正確に対応する「代表領域」が点在しており、もみほぐすことで血行が促進されて機能が高まり、不調の解消に役立つそうだ。
本書では、著者のひとりである医師が15年をかけて効果を検証した、手の詳細な臓器代表領域分布図「手もみ治療地図」を掲載。老眼やドライアイには目の代表領域である中指の腹側の先端を、そして高血圧には血圧調整の中枢を担う延髄の代表領域である中指の爪の生え際をもむ、といった具合に細かく解説していく。
また、もみ方についても丁寧に伝授。ぐいぐいと力を入れてもむ必要はなく、親指と人さし指で皮膚を軽くつまむようにして、つまむ・離すを1セット1秒で行うのが目安だという。
(マキノ出版 750円)