「なぜ世界でいま、『ハゲ』がクールなのか」 福本容子著
日本成人男性の3分の1、1260万人もの人が自分をハゲ(薄毛)だと思い、その半数以上がハゲであるがために自分には外見的魅力がないと感じ、自信を失っているという。本書は、本人が思い込んでいるそうした意識が世間の評価と外れており、「髪がない=クール」がこれからのトレンドであることを説く。
イギリス人が最も尊敬する政治家ウィンストン・チャーチルなど世界の政治家をはじめ、世界的企業のトップまで、さまざまなハゲたカリスマたちを紹介しながら、髪の有無と影響力を検証した研究成果などを考察。足りないものを惜しむのではなく、発想の転換による魅力アップを勧める薄毛必読の書。
(講談社 840円)